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右側へのTMS刺激とは|不安が強い方に向けた治療の選択肢(右低頻度刺激・右cTBS)

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右側へのTMS刺激(右低頻度・cTBS)

右側へのTMS刺激(右低頻度・cTBS)

2025/06/23

【TMS治療の選択肢】右低頻度刺激・右cTBSとは 

どんな方に向いているのか?当院の考え方もご紹介します

TMS治療にはいろいろな刺激方法があります

TMS(経頭蓋磁気刺激)治療では、脳の特定の場所に磁気で刺激を与えて、うつ病などの改善を目指します。
一般的には「左側の脳(前頭部)」に元気を与えるような刺激をする方法が主流ですが、
人によっては「右側の脳に抑える刺激(ブレーキをかける刺激)」が合う場合もあります。

今回は、「右低頻度刺激」や「右cTBS(シーティービーエス)」という治療法について、それぞれの特徴や、どんな方に向いているかをご紹介します。


右低頻度刺激・右cTBSとは?

▪右低頻度刺激(1Hz)
 右側の脳(前頭部)に、1秒に1回のゆっくりしたリズムで刺激を送ります。
 これは、右脳が不安や緊張などに関係している場合、その働きをやや落ち着かせることが目的です。

▪右cTBS(シーティービーエス)
 より短時間で効果が出ることを期待した新しい方法です。右脳に一気に抑える刺激を加え、
 施術時間も短く済むのが特徴です。

どんな方に向いている?

このような右側への刺激は、以下のような方に合う場合があります。

▪抗うつ薬を飲むと不安やソワソワ感が強くなる方

▪不安感がとても強い、緊張しやすいタイプのうつ状態の方

▪通常のTMS(左側への刺激)で副作用が出た方(頭が重い、焦るなど)

▪「うつ」と「不安」が混ざったような状態の方

このような方には、脳の右側に「ブレーキ」をかける刺激を行うことで、気持ちが落ち着きやすくなる可能性があります。

注意点・デメリットもあります

右側への刺激にも良い点だけでなく、気をつけたい点があります。

▪効果が出るまでに少し時間がかかることがあります
 左側への刺激よりも、効果がゆっくり現れることがあると言われています。

▪刺激する場所の選び方が少し難しい
 右側の脳は色々な働きをしているため、刺激の狙いがぶれやすい傾向があります。

▪まれに、気分が下がってしまうことがあります
「やる気が出ない」「頭がぼんやりする」と感じる方もいます。

▪新しい方法なので、国内での研究例はまだ少なめです
 特にcTBSについては、海外では期待されていますが、日本ではまだ症例が少なく、研究途中です。


当院での対応

右側の刺激も対応可能ですが、基本は左側の刺激をおすすめしています

当院でも「右低頻度刺激」や「右cTBS」に対応しています。
ただし、治療の効果に個人差があること、副作用の心配があることから、まずは一般的な左側への刺激(左10Hz)を基本としています。

一方で以下のような場合には、患者さんに合わせて刺激の場所や方法を調整します。

▪不安がとても強い方

▪左側の刺激で合わないと感じた方

▪頭が疲れやすい方や副作用が気になる方

当院では、たとえば「左側をゆっくり抑える刺激」と「右側を活性化させる刺激」を組み合わせる方法など、
一人ひとりに合わせた柔軟な治療設計を行っています。

最後に

TMS治療は「人によって合う・合わない」があります

TMS治療は、どんな刺激が一番合うかは人それぞれです。
そのため当院では、医師との相談をしっかり行った上で、刺激の場所や方法を一緒に考えていきます。

刺激の強さや副作用が心配な方には、事前にしっかりご説明します。
不安や疑問があれば、いつでもご相談ください。

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