TMS治療中の薬とお酒
2025/05/12
TMS治療中にお薬やお酒は大丈夫?【安心して受けていただくために】
TMS治療は抗うつ薬を続けながら併用できる安全な治療法。治療中のお薬の使用や飲酒について医師の視点で解説します。
この記事ではこんな疑問にお答えします
・TMS治療中でも薬は飲み続けられる?
・飲酒はどれくらいまでならOK?
・気をつけた方がいい薬はある?
「TMS治療を受けたいのですが、薬はやめないといけませんか?」
「お酒を飲んでいても治療できますか?」
TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法)について、こうしたご質問をいただくことがよくあります。
実はこれ、多くの方が誤解しやすいポイントでもあります。
結論からお伝えすると…
多くのお薬は、TMS治療と一緒に使っても大丈夫です。
お酒も、ほどほどの量なら問題ありませんが、前日の深酒や大量飲酒は避けてください。
今回は、TMS治療と「お薬」や「お酒」の関係について、わかりやすくお話しします。
TMS治療ってどんな治療?
TMS治療は、頭の外から脳に磁気を当てて、脳の働きを整える治療です。
うつ病や不安症状を改善する目的で行われます。
「薬を使わない治療」と言われることがありますが、これは「薬をやめる」という意味ではありません。
むしろ、薬とTMSを組み合わせることで、より良い効果が期待できる治療です。
お薬には、脳内の“化学物質”のバランスを整える役割があります。
一方、TMSは脳の“神経回路”に磁気刺激を与え、活動を調整する治療方です。
仕組みが異なるからこそ、薬とTMSを併用することで、より高い効果が期待できることもあります。
「薬をやめた方がいい」は誤解です。
「TMS治療を受けるなら薬をやめなきゃいけない」と思っている方がいますが、実はこれは誤解です。
多くの抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などは、そのまま飲み続けながらTMS治療を受けていただけます。
むしろ、今まで飲んでいた薬を無理にやめてしまうと、気持ちが不安定になったり、治療効果が出にくくなったりすることがあります。
お薬の治療を続けながら、医師の管理のもとで必要に応じて薬を調整していくのが、安全で効果的な方法です。
実は、いくつか気をつけたいお薬もあります。
ただし、一部のお薬については、TMSの効果が表れにくくなる可能性があることがわかっています。
たとえば、不安をやわらげる薬(ベンゾジアゼピン系:デパス、ワイパックス、ソラナックス、リボトリール、コンスタンなど)がその一例です。
この種類のお薬を多めに飲んでいると、TMS治療の効果が出にくくなることがある、というデータがあります。
もちろん、全ての人に影響が出るわけではありません。
- ただ、もし可能であれば、このタイプのお薬を少し減らしたうえでTMS治療を始めると、より効果が出やすい可能性があると言われています。
お薬をすぐにやめる必要はありませんし、自己判断で減らすのも危険です。
「このお薬を飲んでいるけれど大丈夫かな?」という場合は、ぜひ医師にご相談ください。
お酒についての大切なお話
「お酒を飲んでいても大丈夫ですか?」というご質問も多いです。
基本的に、軽い飲酒(少量の晩酌など)なら、TMS治療には大きな影響はありません。
ただし、次のような場合には治療を延期することがあります。
・治療の前日に深酒・大量飲酒をしていた
アルコール依存症やお酒を大量に飲む習慣がある方では、発作のリスクが高くなる可能性があります。
お酒をたくさん飲んだ翌日や、飲酒後に体調が悪いときには、脳の興奮性が変わりやすくなり、まれにけいれん発作のリスクが高まることがあるからです。
そのため、
・「TMS治療の前日は飲みすぎない」
・「治療当日の体調が悪いときは無理をしない」
を守っていただければ、安心して治療を受けていただけます。
もし飲酒習慣について不安がある場合や、アルコールの問題で治療が心配な場合も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
まとめ
お薬もお酒も、まずは相談してください
TMS治療は、現在の治療と並行して受けられる治療です。
お薬を続けながら、別の角度から脳にアプローチする選択肢としてご検討ください。
多くのお薬は一緒に使えますし、お酒も治療当日に深酒や大量飲酒を避けていただければ問題ありません。
もし今飲んでいるお薬や生活習慣について心配なことがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。
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